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Football Manager(FM)とは、サッカークラブ運営シミュレーションゲームです。
実在する(架空でもできます)クラブの監督となって育成や移籍でチームを作り、戦術を浸透させ、好成績を残すことが目標です。試合で選手を操作することはできず、交代や戦術指示を通してチームを勝利に導きます。

FMの開発元はイギリスのSports Interactive(SI)です。その昔はChampionship Manager(CM)という名前で、初版は1992年にリリースされました。
2005年以降はSEGAがパブリッシャーとなり、Football Managerに改名しています。現在はSI自身がSEGAの傘下に入っています。
FMは新要素を取り入れながら毎年リリースされており、日本での知名度は今一つですが、毎回トップセールスを記録するイギリスを中心にヨーロッパでは定番のサッカーゲームとなっています。
ゲームには世界中のリサーチャーから集めた各国の下部リーグを含む膨大な選手の情報が収録されており、その信憑性はプロのスカウトも参考にするほどだと言われています。

FMはWindows PC、Macで動作します。海外ではNintendo Switch版も販売されています。また、携帯端末用のFM Mobileがありますが、このサイトでは対象外とさせていただいています。
PC/Mac用にはFMとFM Touchがあり、一方を買えば他方も無料でついてきます。FM Touchはタブレット端末での利用を想定したFMの簡易版であり、同時にアクティブにできるリーグ数の制限やエディタによる追加データが導入できないほか、ゲーム内容も簡略化されています。
FM Touchの日本語化データはFMと共通なので、このサイトでは対象としています。

FMはサカつくとは比較にならないほどリアルかつハードです。
サカつくでは、プレイヤーはクラブの全権を掌握してホームタウンの発展にまで関与できる、オーナーを兼任するような立場ですが、FMではあくまでもただの監督です。

予算の決定権はクラブの経営陣にあり、必要十分な資金提供が常に期待できるわけではありません。経営側は成績や選手の補強・報酬などについていろいろ要求してきます。その一方で選手側からも要求が来ることがあり、相反する要求の板挟みになるという中間管理職の悲哀を味わえます。
各国リーグの規定は現実を反映しており、選手登録枠、外国人枠、ホームグロウン枠、ファイナンシャルフェアプレイ、サラリーキャップなどに従って、チーム作りをする必要があります。
成績不振、経営陣や選手との確執などさまざまな要因で解任されることもあります。就職活動をして別のクラブに再就任してもいいし、無職のまま時間を進めることもできます。
勝利条件はもちろん、敗北条件を決めるのもプレイヤー自身です。

ケガ人続出の中でのやりくり、出て行きたいと言い出す選手の懐柔、代表に招集された選手が故障して帰ってくることへのやり場のない怒り、好調時は持ち上げ調子を落とすと手のひらをかえすメディアやサポーターの存在、判定を批判してベンチ入り禁止、他の監督との舌戦、負けたら解任の重圧…、世の不条理を含む考えられる限りの要素がつまっており、それ故に没入感や大願成就の達成感は半端ではありません。FMが時間泥棒と呼ばれる所以です。
広大な世界にポンと放り出してあとは好きにしろ、という洋ゲーならではのテイストは人を選ぶかもしれませんが、それを乗り越えればクセになります。

サッカーのプレイに直接関係する要素も、戦術指示などその時代のトレンドを取り入れながら年々進化しています。基本的にはチーム全体が指向するプレイと各選手の役割を決め、個別指示で微調整します。機能するかどうかは選手次第ですが、結果が出ない戦術や選手起用を繰り返すと監督が批判にさらされます。

サッカークラブの監督という立場をここまで深く掘り下げたゲームを他に知りません。このゲームの体験を踏まえて現実世界のサッカー記事を読むと、監督に同情的になっている自分に気がつくでしょう。

FMには2部以下を含む世界50ヶ国以上のリーグが収録されています。
FM2005以降、権利関係のハンドリングが年々厳格になっており、CM時代に収録されていたJリーグは残念ながらFMでは収録されていません。
しかし有志の方がJリーグのデータを作成・配布しており、Jリーグでプレイしたい方はそちらが利用できます。
PCゲームの良いところは有志が作った追加データ(MODと呼ばれます)を手軽に導入できることで、FMもさまざまなMODに対応しています。

高度な専門知識は不要です。
かつては手作業によるファイルコピーが必要でしたが、FM2017以降はSteamワークショップに対応して導入がさらに簡単になりました。
ワークショップにアップロードされている日本語化MODをサブスクライブすれば、自動で導入できます。
一方で、手作業による導入もいまだに可能です。方法は各ダウンロードページをご覧ください。

日本語化はゲームの表示を変えるだけなので、ゲーム途中から日本語化しても問題ありません。

新作発売直後は、完訳まで1〜2週間に一度の割合で更新しています。
それ以外は不定期です。一定の間隔で更新日を設けているわけではありません。
管理人自身が発見したミスや、みなさんが掲示板で指摘してくださった誤り箇所がある程度たまったらデータを更新します。
緊急性が高い更新は随時行う可能性もあります。

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このサイトの存在も合わせて広めていただけるとありがたいです。
ただし、金銭を得るなどの商用利用はご勘弁ください。そんな人がいるとは思えませんが。

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